広島の岡田。パ・リーグ打者相手にも真っすぐで力勝負した=時事
プロ野球の広島が交流戦でセ・リーグ首位の力を見せつけた。13年目の今季、セ・リーグは51勝56敗1分けで8年連続となる負け越しとなった。そんななか、広島は2年連続で勝ち越し、最高勝率球団となったソフトバンクと12勝6敗で並ぶ2位。交流戦での最高順位となった。
広島は2010年からは5年連続で交流戦負け越し。だが15年は五分、昨季は11勝6敗1分けで3位、そして今季、と着実に成績を上げ、苦手意識を少しずつ取り払った。4割1分1厘で最高打率に輝いた丸は「昨シーズンから、パに対してもいい野球ができていたのが大きい」と語る。今季交流戦のチーム打率2割6分6厘は12球団で3位、防御率2・73は2位。攻守のバランスがとれていた。
打者は積極的にバットを振ることで、タイミングを合わせた。パ投手の速球にも力負けしなかった。そこには昨年の日本シリーズで敗れた悔しさがある。石井打撃コーチは「パはパワー投手が多い。先発をおろしても、中継ぎはもっと球が速いと日本シリーズで目の当たりにした。キャンプから振り込んできた」。
交流戦での26本塁打、91得…