ロッテの新キャラクター「謎の魚」の第2形態。試合がなくお休みしているのだとか(球団提供)
ギョロッとした目にピンクの大きな口、黄緑色のひれ、そして青やピンク、オレンジといったカラフルなうろこ――。
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5月末に突如現れ、じわじわと人気を集めているプロ野球ロッテの新キャラクター「謎の魚」。12日に一度海に帰ったが、30日の日本ハム戦でZOZOマリンスタジアムに戻ってくる。進化を続ける「魚」は、休養期間を経て、どんな姿でファンの前に姿を見せるのか。
「キモい」「想像の斜め上過ぎる」などとSNSで話題になり、大リーグでも取り上げられたメジャー級の「ルーキー」。ロッテ広報による説明も「幕張の海とつながっている水槽の中を泳いでいる魚と聞いている」「第2形態、第3形態と進化? するというウワサがある」「東京湾を泳いでいる際に進化への過程を覚えたとの見解もあるが謎」などとミステリアス。球団の調査チームもあり、「海の中では魚は基本的に第1形態」といった報告が記者にも伝えられている。
「謎の魚」は本拠ZOZOマリンスタジアムであった5月26日からのオリックス3連戦でベールを脱いだ。足がはえる第2形態も披露し、グラウンドを駆け回った。その姿がMLB公式サイトで「足がある時は天使のように外野を舞う」などと紹介された。魚も「ハーロー、エブリィワン。今度、泳いでアメリカまで行っちゃおうかなあ……」と英語まじりのコメントを出していた。
しゃべらないマスコットが多いのに対し、この魚は試合前に場内ビジョンに姿を見せ、「誰と来たの?」などとファンと会話する。5月30日からの阪神戦ではりゅうちょうに関西弁を話す場面も見られた。
6月11日のヤクルト戦では、口から飛び出し骨の姿になる第3形態を披露。「やっと姿を現すことができてホッとしている。これから、どうなるか? それはまた今度……。グヒヒヒ」と意味深なコメントを残した。
なんともシュールな姿に、またまたMLBはサイトで「魚は死んだのか? これは舌? それともスケルトン? 何これ?」などと紹介。米国にとどまらず、英国のBBCも「千葉ロッテにミステリーフィッシュがいる」と取り上げた。
予想以上の反響に「当分は静かにします。そっとしていただけるとうれしいです」と12日に海へ戻っていった。球団は29日に幕張の海に再上陸し、30日からZOZOマリンである日本ハム戦で再び登場すると発表。魚は十分な休養を取って「そろそろ必殺技、見せちゃおうかなあ~。二刀流じゃないよ」とご機嫌だった。