資料写真
北京市気象サービスセンターの発表によると、10月下旬、北京の山地や郊外のイチョウの黄葉率は60%以上と見頃を迎えている。一部のイチョウはほぼ100%黄葉しているほか、北京市内や平原エリアのイチョウも黄色く色づき始めており、今月30日前後には黄葉率が50‐60%になって見頃を迎えると予想されている。そのため、北京市全域のイチョウの見頃は11月上旬となりそうだ。見頃の長さは強風や大雨、急激な気温低下などの影響で変わる。新華社が報じた。
立秋を迎えて以降、頻繁に寒気の影響を受け、北京の平均気温は昨年を含めた例年より低くなっており、山の木々も例年より早く赤く染まった。そして、イチョウもそれに続いて美しい黄金色に色づき始めた。
北京市内は徴気象やイチョウの木の原因などの影響を受け、10月下旬に釣魚台やオリンピック森林公園、地壇などのイチョウ並木、そして円明園や雍和宮などのイチョウスポットのイチョウが黄色く色づき始めたばかりで、黄葉率は20‐30%と、見頃まではもう少し時間がかかりそうだ。
イチョウの葉にはカロテノイドという黄色の色素がもともとあり、気温が下がると、葉緑素が分解して緑色がだんだん薄くなり、カロテノイドの黄色が目立つようになる。また、夜間と日中の気温差が大きくなると、その葉は美しい黄金色に輝くようになる。通常、たくさん日光を浴びた葉ほど、美しい黄金色に色づく。そのため、同じイチョウの木でも、方向によって葉の浴びた日光の量が異なり、色づき方も異なる。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年10月28日