知人の少女に売春をさせたとして、警視庁が、拓大紅陵高校(千葉県木更津市)の硬式野球部員だった17~18歳の少年3人を売春防止法違反(周旋)の疑いで10日に逮捕したことがわかった。2人は容疑を認め、1人は否認しているという。3人は事件後の今年3月までに自主退学した。
捜査関係者によると、3人は今年1~2月、10代の少女を20~30代の男3人に引き合わせ、売春させた疑いがある。当時はいずれも高校2年で野球部に所属しており、ツイッターを使って客を集めていた。受け取った現金は少女と少年3人で分け合っていたという。
この事件をめぐっては、客の男も少女が18歳未満と知りながら現金を渡してわいせつな行為をしたとして児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕された。
同校は夏の全国高校野球選手権大会と春の選抜大会に計9回出場した強豪校。森章校長は11日午前、「学校として重く受け止めたい。再発防止のために職員、生徒の指導、教育の徹底を図りたい」と話した。
千葉県高校野球連盟は「現在、逮捕に至るまでの経緯を確認中」とし、11日に開幕する千葉大会への対応については、「日本高野連の指導に基づいて判断する」としている。