報道陣の取材に応じる橋本健神戸市議=27日午後6時54分、神戸市役所
神戸市議の橋本健氏は27日、週刊新潮の報道をおおむね事実だと認め、有権者らに謝罪したうえで、「騒動は今井議員による略奪不倫ではなく、私が積極的に交際を迫ろうとしたもの」とのコメントを出した。
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橋本氏によると、今井議員とは昨年4月の自民党兵庫県連の勉強会で出会い、メールなどで委員会質疑に関する相談などを受けていたという。その後、橋本氏が好意を抱くようになり、友人関係を続けていたとしている。
橋本氏は既婚者で離婚を申し出て別居していたといい、離婚調停中だった。今年6月に橋本氏は交際を申し出たが、今井議員から離婚が成立していないため、友人関係でいることを伝えられていたという。
橋本氏は「すでに破綻している婚姻関係は自由恋愛を妨げないという認識が、私の脇を甘くさせてしまい、今回の騒動を招いた。不貞行為はなかったものの、軽率な行動は逆に世間の疑いを強めるものとなりました」としている。
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橋本健氏は27日夕、神戸市役所で報道陣の取材に応じ、「私自身の婚姻関係は破綻(はたん)しているが、認識の甘さで軽率な行為をとってしまったと反省している」と頭を下げた。
「いま自民党は逆風だが」と質問されると、「痛恨の極み」と答えた。今後の今井議員との関係については「(妻との離婚協議で)立場が明らかになるまでは、誤解を与えるような行動は慎んでいきたい」と話した。