民進党は10日の常任幹事会で、細野豪志元環境相の離党届を受理した。次の衆院選での共産党との共闘を離党理由にしているが、「反党行為」には当たらないと判断し、除籍(除名)処分としなかった。
長島昭久衆院議員や藤末健三参院議員の離党届は、いずれも受理せず、除籍している。細野氏は長島、藤末両氏と異なり、選挙区で当選しているうえ、離党届の提出時に党の役職に就いていなかったことから離党を認めた。
蓮舫代表は同日の記者会見で、「細野さんは要職は歴任されているが、春以降は一議員という立場。夏の都議選でも大変努力頂いたこともあるので、一議員として判断した」と説明した。
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民進党は10日、細野豪志衆院議員が民進会派を退会すると衆院に届け出た。細野氏は無所属になった。衆院の新たな会派別勢力は次の通り。自民党・無所属の会290▽民進党・無所属クラブ94▽公明党35▽共産党21▽日本維新の会15▽自由党2▽社民党・市民連合2▽無所属14▽欠員2