自民、公明両党の幹事長と国会対策委員長は23日午前、東京都内で会談し、臨時国会を9月末に召集する方針で一致した。安倍晋三首相が9月下旬に国連総会出席のため訪米する予定で、公明の大口善徳国対委員長は会談後、「(召集は9月)24日の週が想定される」と記者団に述べた。具体的な召集日や会期は今後、政府と調整する。
会談で公明の井上義久幹事長は「地方の景気という点で補正(予算の編成)を考える必要がある」と話し、自民の二階俊博幹事長も「必要性は感じる。首相に伝える」と応じた。与党として、景気対策のための補正予算の編成を検討することで一致した。
民進、共産、自由、社民の野党4党などは6月下旬、憲法53条に基づき臨時国会の召集を求める要求書を衆参両院に提出していたが、与党側は早期召集を拒否していた。