北朝鮮外務省は11日付の声明で、国連安全保障理事会の新たな対北朝鮮制裁決議が採択されれば、北朝鮮は新たな挑発行動に出ると警告した。北朝鮮関係筋によると、日米韓の政府機関や民間企業を狙ったサイバー攻撃を検討しているという。日米韓は弾道ミサイルの発射を警戒している。
特集:北朝鮮ミサイル発射
北朝鮮外務省は声明で、新たな安保理決議が採択された場合、「必ず米国に相応の代償を払わせる」と強調し、「次の措置は米国を史上類例なく困惑させる」「米国が想像もできない強力な行動措置を連続的に行う」などと警告した。
韓国統一省報道官は11日、今回の北朝鮮外務省の声明について「安保理決議を前に警告し、追加挑発の名分を作ろうとしている」と指摘した。
一方、北朝鮮関係筋によると、金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長から工作機関の軍偵察総局に対し、決議が出た場合に備え、日米韓の政府機関などを対象にサイバー攻撃を行う準備をするよう指示が出ているという。
韓国国防省によれば、北朝鮮の…