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「不便」の効用とは 居眠り運転防止に、記憶力回復にも

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2017-9-17 16:07:21  点击:  切换到繁體中文

 

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朝日新聞デジタルのフォーラムアンケ―ト


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いまよりさらに便利になると、引き換えに自分が何かを失うと感じますか? 社会はよい方向に変わりますか? それとも悪い方向に? そんなアンケートに寄せられた声から、社会の変化について触れた意見の一部を紹介します。「便利すぎる」とともに、耳にするようになった「不便益」って? その研究者に話を聞きました。


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■工夫する能力 落ちる


いまよりさらに便利になったとき、社会はどのように変わるのでしょうか。届いた声の一部です。


●「自ら評価し判断し、苦労し工夫して段取りをする能力が知らず知らず低下していく。手間がかかること、複雑なことを避けるようになり、本当に必要なものが何だったかを理解せずに便利なものに刹那(せつな)的、衝動的に飛びついていく。汗をかくこと、熟考すること、人とのコミュニケーションや実際に自ら動いて現場に向かうことなどを嫌うようになり、すぐに便利さを追求する姿はあまりにも哀れでは」(埼玉県・60代男性)


●「例えばお掃除ロボットは便利で欲しいですが、自分の体を動かして部屋をきれいにした後の達成感や爽快感は味わえない。心底不便だと感じた時、自分の頭脳をフル回転させ工夫して自力で何とかしようとするのが、私は楽しいと感じている。『感謝』という言葉が死語になりそうで怖いですね」(埼玉県・40代女性)


●「人に頼らずに何でもできてしまう社会は、人とのかかわりあいを煩わしいと思うようになっていきます。すでに電車内でスマートフォンばかり見ている人々は、目の前にいる人が、お年寄りか、妊婦さんか、席を必要としているのか、など気にもせず、画面に見入って自分の世界を楽しむばかりです。自分が子供のころと比べて、思いやりのない人が増えてきていると感じてます。誰がこどもたちに気さくに話しかけてあげるんだろうと、未来を憂えます。思いやりやあたたかさが今後さらに、社会からなくなっていってしまうのでは」(東京都・30代女性)


●「身近な例だと、パソコンやタッチパネルのキーボードに慣れて漢字の読み書きを忘れがちになる。便利になることは享受する傍らで良くも悪くもこれまでの価値観や積み重ねてきた技術や知識をひそかに捨てていることにもなっているのではないでしょうか」(沖縄県・30代男性)


●「先日、勤めている施設でほんの1時間停電があった。クーラーと水回りがとまった。たったそれだけのことで、とても大変でしかもイライラもした。便利に慣れすぎて、それを当然と思ってはいけないことを学べた。こういう機会も必要だろうと思う」(和歌山県・40代女性)


■働き手不足解消の面も


「先日、出先で車のタイヤがパンクしました。保険についている無料ロードサービスに携帯から連絡をし、保険会社が出先に近い修理会社に連絡をしてくれ、しばらくしたら、修理の人が来て、スペアタイヤと交換をしてくれました。私は、そのパンクしたタイヤを、オートバックスに持ち込んで修理してもらい(年間会員になっていたので無料)、スペアタイヤと交換してもらい帰途に就きました。その時、なんて便利な世の中なんだろうと感動しました。自分の手を汚さずにすべて他人にしてもらった。お金さえ払っていれば自分は電話1本で事なきを得る。これがよいことなのか悪いことなのか。家に帰り子供に『便利な世の中になったなー』と語りました」(岡山県・40代女性)


●「人間の欲望を充足するために技術が進化することを止められない。欲望(ニーズ)には個人差、バラツキがあり、人によって便利かそうでないかの感じ方は異なるが、人類にとってはおおむね技術革新は良い方向に進むことは人類誕生以降の歴史が証明している。儒教的、道徳的な判断はやめて、素直な気持ちで自分にとって便利かどうかを評価するのが自然な在り方。嫌なら使わないこと」(大阪府・60代男性)


●「経済効率や快適な生活を求めて、利便性を追求した結果として現在の生活がある。それは先人たちの努力のたまものであることに疑いはないと思います。でも、時々聞こえる『あの頃は良かった』は事実として、本当に良さそうに聞こえてくる。聞こえてだけなのか、事実なのかはもはや分からないけども。『やってみよう』と新しいものを受け入れ、使いこなすことはすごく大切なこと。でも、それに振り回されずに、古くなってしまったものの良さを忘れない人間でいたい」(東京都・30代男性)


●「『便利すぎる?社会の行方』。これこそが未来を占うキーワードのように思います。不便な時代には、働く時間の多くを、移動する時間、待つ時間、調べる時間などに費やしていた。それらが7割で、本当に働く時間は3割だろうか。これからの時代、そのようなコストが無くなり、3割の時間を働けば豊かな生活が出来るようになる。しかし、そのような流れに乗れない職業に就く人達は、時間の多くを作業する時間で過ごす。働き方の二極分離が生じると思う」(東京都・60代男性)


●「インターネットの普及により、ITや語学のハードルが格段に下がりました。ネット上からいくらでもサンプルプログラムやネイティブ表現が手に入るからです。技術の習得にお金をかける必要がなくなってきているため、決して高嶺(たかね)の花ではありません。知識を提供するだけのコンテンツやビジネスを新たに立ち上げる意味は、既に失われました。単なる知識なら検索すれば分かるからです。今後は自分なりの意見を織り交ぜつつ発信することがより重要になり、むしろ考える力を要求されます。それが良いことかどうかは人によるでしょうけど」(長野県・30代男性)


●「人間のする仕事がどんどん減っていくと思う。今日スーパーに行った際、レジ打ちを従業員がやり、支払いは機械だった。いずれすべて機械で行われるだろう。さらに、あらゆることが機械で行われることで人と関わる機会が減っていくかもしれない。しかし、日本は現在人口減少傾向にあるため、働き手不足を解消するために良い策となるというポジティブな面も考えられる」(神奈川県・20代女性)


■マイナス面 手間加え解消 平岡敏洋・京都大学大学院情報学研究科助教


便利さの中に、不便を組み込む研究をしている京都大学助教の平岡敏洋さん(47)に、不便の効用について聞きました。



自動車の運転支援システムを中心に研究しています。安全運転の課題に居眠り運転があります。運転者の目の動きなどを測り、居眠りしそうになったら警報を出す検知システムが長く研究されてきました。でも検知精度は100%ではないし、警報を鳴らされれば『眠いのは自分が一番わかっている!』と煩わしく感じますよね。


そこで、居眠り検知システムにゲームの要素を導入しました。運転者の眠気を感知したら、ライオンか猫の声を、前後左右いずれかのスピーカーから流します。運転者はライオンの声が聞こえた時だけ、音の出たスピーカーの方に頭を傾けます。猫の声に反応してはいけません。点数をフィードバックし、点数を上げる意欲を高めるようにしました。結果は、警報を鳴らす従来の仕組みより覚醒度が上がるだけでなく、誤検知があっても煩わしさをあまり感じなくなりました。このゲームは動物の声が一度も流れない、つまり眠気が検知されない時が最も得点が高くなるように設計しています。


この実験は単調な道路を運転する状況で行いましたが、近年注目されている自動運転機能が作動している時にも有効だと思います。自動運転という便利に、ゲームという「手足を動かしたり、頭を使ったりして手間がかかること」、つまり不便を持ち込むことで、安全という益がもたらされます。


手間をかけることで、便利さによって能力が下がるのを防いだり、新たな能力や「やればできる」など自己肯定感が得られたりすることを、不便の益、「不便益」と呼んでいます。断っておきますが、便利なものはよくない、昔に帰れ、みたいな懐古趣味ではありません。便利は便利で徹底的に追求し、より便利なもの・ことを目指すべきだと考えています。


山口県の介護施設「夢のみずうみ村」は、階段や長いスロープをわざと設置しています。便利な「バリアフリー」ならぬ不便な「バリアアリー」で、お年寄りの体力低下を防いでいます。「村内通貨」を使った賭け事が盛んで、利用者は頭を使わざるを得ず、要介護度が下がりました。体と頭を使う手間がもたらす不便益の好例です。


私はキーボードを打つのが速く会話に遅れることがありません。議事録は会議直後にメールで送り共有します。後で検索するのも容易で、とても便利です。でも、いつしか簡単な漢字すら書けなくなり、スマホで調べるようになりました。漢字を記憶する能力が減退した「便利害」ですね。そこで今は電子ペーパーに手書きしています。手書きという手間をかけることで、漢字を記憶し、会議の内容も前より覚えているようになりました。私にとっての不便益です。


漢字を忘れても辞書を引けばいいから害とまでは言えないという人もいます。要は、便利と不便は相対的なだけでなく、人によって感じ方も違うのです。便利害とか不便益を考える際に気を付けないといけないポイントの一つです。


世の中が便利になる流れを変えることはできないでしょう。しかし、便利になることで失われた益、生まれた害があるならば、手間がかかるように「再設計」することで、益を取り戻し、害を減らす。不便益の研究は、便利になった生活の在り方を考え直すきっかけになると考えています。(聞き手・畑川剛毅)



便利さのとらえ方は立場や価値観によって多様でした。便利になる流れは止めようもありません。さおさしてその流れに乗りつつも、流されてしまわない生き方はあるのか。その先にある社会のあり方でいいのか。しばし歩みを止め、考える時間を持ちたいものです。(村上研志)


◆ほかに山田史比古が担当しました。





 

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