プロ野球第1号を放った藤井勇(左)。写真はプロ入り前、鳥取一中の選手として第19回全国中等学校優勝野球大会に出場した際に撮影。右は岡田安次主将
記録に残る本塁打を多く放った広永益隆(1999年、オリックス時代)
「満塁男」といわれた駒田徳広。1988年4月23日、東京ドームでの巨人―大洋1回戦で、四回裏に右越えの満塁本塁打を放つ
1977年9月3日、通算756号本塁打を放った王貞治
1959年6月25日、天覧試合でサヨナラ本塁打を放った長嶋茂雄
2004年9月20日、九回2死満塁から新庄剛志(日本ハム)はサヨナラ満塁本塁打を放ったが、二塁ベース手前で一塁走者田中幸雄が抱き合って回転してしまい、前走者追い越しにより本塁打が取り消された 1936年に日本プロ野球初のリーグ戦(第1回日本職業野球リーグ戦)が開催されてから81年。プロ野球の通算本塁打数が10万本に迫っている。28日時点で9万9996本となり、大台まであと4本。29日には3試合が予定されており、今夜にも記念の本塁打が生まれそうだ。 最新の試合結果はこちら 記念すべき第1号は、36年5月4日、大阪タイガース―東京セネタース戦(甲子園)で、藤井勇(大阪)が記録した左中間へのランニング本塁打だった。50年にセ、パの2リーグ制になり、セの1号を岩本義行(松竹)が、パの1号を戸倉勝城(毎日)が、そろって同年3月11日に放った。1リーグ時代は試合数が少なく戦争もはさんだため、1号から1万号までは21年かかった。しかし、2万号以降は5~7年でメモリアルアーチを刻んでいる。 記念の一発を放った打者をみると、90年にプロ野球通算6万号を放った広永益隆(ダイエー)は、92年にはパ・リーグ通算3万号を記録している。広永の通算本塁打は34本だが、記録に残る本塁打に恵まれた。このほかにも、南海からダイエーへ球団が変わった89年の開幕戦で、代打でプロ初打席に立ち、ダイエー球団の第1号を記録(これは平成のパ1号)。このほか代打サヨナラ満塁本塁打などを記録している。 83年にプロ初打席で満塁本塁打を放ち、「満塁男」と言われた駒田徳広も強運だ。巨人時代の87年にプロ野球通算5万5千号を記録したが、横浜に移籍後の97年には同7万号を放っている。歴代の通算本塁打数上位の選手では、門田博光(南海)が80年にパ・リーグ通算2万号を、山本浩二(広島)が82年にプロ野球通算4万5千号を記録している。 球団別では、26日に球団通算1万本を超えた巨人がトップ。世界記録となる868本塁打を放った王貞治や、天覧試合でのサヨナラ本塁打など劇的な打撃でファンを魅了した長嶋茂雄らが、本塁打数を引き上げた。ただ、長嶋は新人だった58年に、一塁ベースを踏み忘れて本塁打が無効になったことがある。他にも新庄剛志(日本ハム)ら、前の走者を追い越して本塁打が無効になったケースがある。こうした「幻の本塁打」がきちんと本塁打に記録されていれば、すでに10万本は達成されている計算となる。 10万号のメモリアルアーチは誰が放つのか? 打った打者には、日本野球機構(NPB)から賞金100万円が贈られる。各球場では、本塁打が着弾した時間を公式記録員が秒単位で記録。リプレー検証になった場合なども想定してルール化し、「10万号の打者」を正確に決める方針だ。(吉村良二) ■歴代の記念本塁打 1936年【1号】藤井勇(大阪) 57年【1万号】渡辺清(阪急) 66年【2万号】井石礼治(東京) 73年【3万号】基満男(太平洋) 79年【4万号】ウィリアムス(阪急) 85年【5万号】仲根政裕(近鉄) 90年【6万号】広永益隆(ダイエー) 97年【7万号】駒田徳広(横浜) 2003年【8万号】ペタジーニ(巨人) 10年【9万号】ブラウン(西武) 17年【10万号】? ■プロ野球通算本塁打数上位20傑 ①王 貞治 868 ②野村克也 657 ③門田博光 567 ④山本浩二 536 ⑤清原和博 525 ⑥落合博満 510 ⑦張本 勲 504 ⑦衣笠祥雄 504 ⑨大杉勝男 486 ⑩金本知憲 476 ⑪田淵幸一 474 ⑫土井正博 465 ⑬ローズ 464 ⑭長嶋茂雄 444 ⑮秋山幸二 437 ⑯小久保裕紀 413 ⑰中村紀洋 404 ⑱山崎武司 403 ⑲山内一弘 396 ⑳阿部慎之助※388 (28日現在、※は現役) ■球団別本塁打数 ①巨人 10002 ②西武 8785 ③中日 8573 ④ソフトバンク 8431 ⑤オリックス 8239 ⑥広島 8103 ⑦阪神 7844 ⑧日本ハム 7823 ⑨ヤクルト 7679 ⑩ロッテ 7572 ⑪DeNA 7504 ⑫楽天 1160 その他(近鉄など)8281 合計 99996 (9月28日現在、前身の球団からの通算数) |
今夜出るか、プロ野球10万号アーチ 歴史を振り返ると
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