比例で復活当選した希望前職の松原仁氏(右)=東京都品川区
東京3区で立候補した希望前職の松原仁氏(61)は小選挙区で敗れたが、ほどなく比例での復活が決まった。
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品川区の事務所で松原氏は「格差是正という私の政治的目標は以前から一貫しており、希望の党に移ったのは消費増税凍結を掲げたからだが、この点が有権者に十分に理解されなかった」と述べた。「新しいこの政党が団結するために、お互いがきちっと議論して、怒りを共有して行動していかなければならない。これまではそういう時間があまりとれなかった」
これまでも自民前職の石原宏高氏(53)と激しく競り合ってきた。前回までの5回は2勝3敗と負け越し。7選を目指す松原氏は9月に民進に離党届を出し、小池百合子・東京都知事が率いる希望に結党メンバーとして参加した。
「消費増税反対」「格差是正」などを訴え、積極的に街角に立った。ただ、小池氏の「排除」発言などで希望は失速。投開票3日前には同区で大規模な集会を開き、「私の選挙人生の最大の危機であり、最大の戦いだ」と陣営を引き締めた。