22日に投開票された衆院選で、選挙運動の見返りに報酬を支払う約束をしたとして、大阪府警は25日、大阪15区で自民党から立候補して当選した竹本直一氏(76)の運動員の土木建築業小久保弘一容疑者(56)=兵庫県宝塚市寿楽荘=を公職選挙法違反(買収約束、事前運動)の疑いで逮捕し、26日発表した。認否は明らかにしていない。
捜査2課によると、小久保容疑者は公示前の今月上旬、知人の運動員と共謀し、和歌山県の20代の男性に選挙の手伝いを依頼し、日当7千円の報酬を支払う約束をした疑いがある。男性は選挙運動に加わったが、報酬は受け取っていないという。府警は知人の運動員からも任意で事情を聴いている。
竹本氏は今回の選挙で、共産党と日本維新の会のそれぞれの公認候補者と3人で争い、8度目の当選を果たした。