アストロズのアルテューベ=AP
大リーグ機構は25日、打撃で際立った活躍をした選手に贈るハンク・アーロン賞を発表し、ア・リーグはアストロズのホセ・アルテューベ内野手(27)、ナ・リーグはマーリンズのジャンカルロ・スタントン外野手(27)が選ばれた。
アルテューベは初受賞。身長168センチと小柄だが、打率3割4分6厘で24本塁打を放ち、2年連続の首位打者、4年連続200安打以上を記録した。ドジャースタジアムでワールドシリーズ(WS)の第2戦前にあった表彰式にユニホーム姿で出席したアルテューベは「昨日(WS初戦で)プレーしていたときより緊張している。夢が実現した」と感激した様子で語った。
通算755本塁打のアーロン氏(83)は、「身長は関係ない。情熱と、打ち返すノウハウがあればできるというのを証明してくれた」と絶賛。報道陣にアーロン氏の隣にいる今の身長はどのくらいの気分かと問われたアルテューベは、「めちゃくちゃ高い。人生で一番高いよ」と満面の笑みを浮かべた。
スタントンは59本塁打、132打点のリーグ2冠で2014年以来、2度目の受賞。8月には月間18本塁打を放った。「前回と同じくらいうれしい。すごく名誉なこと。前回よりもハンク(アーロン氏)と話をする機会もできて、彼の知識を学ぶこともできた」と喜びを語った。(上山浩也)