立命館宇治中からのコンビであるQBの西山(左)と主将でWRの近江
アメリカンフットボールの関西学生リーグは最終節の19日、大阪・万博記念競技場で関西学院大と立命館大の全勝決戦があり、優勝が決まる。15日は滋賀県草津市で立命の米倉輝(あきら)監督(46)と主力選手らが記者会見に臨んだ。
立命は昨季、リーグ最終戦の全勝対決で、関学に6―22と完敗。全日本大学選手権の西日本代表決定戦で再戦したが、17―26で敗れた。相手のすべてを知りつくして準備するアメフトにおいて、1シーズンに2度負ける屈辱は大きい。会見に出席した7人がすべて、それを口にした。
米倉監督は関学について、「現時点で我々より2枚も3枚も上をいってるチームです。隙がない。残りの日数でまだやるべきことがいっぱいあります」と話した。勝負を決める要素については、「毎年言ってるんですけど、今年こそラインだと思う」と話した。立命のラインは攻守ともにほとんどが4年生。そこでどれだけ優位に立てるかが勝敗を左右するとの見方だ。
主将でWRの近江克仁(4年、立命館宇治)は「やられたら、やり返す。去年は2回負けたんで、2回勝ちます」と力を込める。勝敗を分けるポイントは気持ちの部分と考えている。「気持ちの強い方が勝つ、ってずっと言ってきました。勝って笑うのは俺らや、と言い続けてます」。自身のプレーで思い描くのは、中学時代からのコンビであるQB西山雄斗(4年、立命館宇治)からのロングパスを捕ることだ。「練習から、どんなボールでも捕るのを心がけてやってきました。小学校のときに同じチームだった関学のDB小椋(拓海)を抜き去ってロングパスを捕りたいです」と話した。父の永郎(ひさお)さん(50)も立命の選手で、4年時は副将だった。最近は毎日のように激励のLINEが届くという。「父もかなり気合入ってます。その期待に応えたいです」と語った。
2年のときからスターターの西…