インタビューに応じる浦和MF阿部=河野正樹撮影
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦アルヒラル―浦和戦は18日(日本時間19日未明)、サウジアラビア・リヤドで行われる。10年前の優勝にも貢献した主将のMF阿部勇樹(36)が、決勝への意気込みを語った。主な一問一答は次の通り。
浦和・阿部「全て出す」ACL10年ぶりVへサウジ入り
逆転勝ちの連続
――10年前のACL優勝を振り返って。
「うれしかったけれど、あまり思い出さない。移籍して1年目。ACL出場権を取るためには何もしていない。それに比べれば、今回はみんなで戦い、出場権を勝ち取って決勝まで来た。もし優勝することができたら、忘れられない新たな思い出になる」
――決勝トーナメントは逆転勝ちの連続だった。
「あきらめないで戦ってきた。困難な状況だったが、その状況をどう打開していくか、そういうイメージを持ってみんな戦ってきた。選手だけでなく、チームに関わる人も含めてみんなで進んできたから、いまここに来られている」
――厳しい中で悲観的にならなかったのか。
「ポジティブにどうしたらチームが変わっていくかを考えながら戦ってきた。済州戦もそうだし、川崎戦もそうだし、苦しい第1戦からの第2戦だったが、絶対にやるんだとみんな思いながらやっていた。持てる力以上をみんなが出して、あきらめずにやってやるんだという思いで勝ったんだから、勝つべくして勝ったと言える」
■アジアのレベ…