在イタリア中国大使館の李軍華大使は3月22日午後、「大使館はすでに、マスク2万枚と連花清瘟カプセル(漢方生薬製剤)4500箱の調達を終え、これらを『思いやりセット』として、現地で学ぶ中国人留学生に配布する予定だ」と明かした。中央テレビニュースが伝えた。
イタリアに暮らす華僑・華人と留学生とのオンライン交流において、ミラノに留学している周子玉さんが、「今のところ、ほとんどの留学生がイタリアに留まり、イタリアの先生やクラスメートと力を合わせてウイルスと闘う道を選択している。だが、マスクなどの防護用品が不足している。大使館では、こうした面に関する留学生への援助を計画しているか?」と質問した。
李大使はこれに対し、「現在、イタリアの市場では、薬局やスーパーにおいても、防護用具やマスクなどの防護用品を手に入れることは極めて難しい。大使館はすでに、マスク2万枚と連花清瘟カプセル4500箱の調達を終え、現在それらを小分け包装する作業を急ピッチで進めている。我々は、これらの防護物資を『思いやりセット』として、イタリアの宅配業者を通じてイタリア全土にある約40団体の学生連合会に送り、学生連合会から必要とする学生全員に配布してもらう予定だ」と回答した。
李大使は、「マスク2万枚と連花清瘟カプセル4500箱は防護物資第一弾としては、量的にあまりにも少ないが、大使館はすでに中国国内の関連部門に実情を報告し、イタリアの留学生が確実にウイルスから自身を守れるよう、中国からより多くの防護物資をイタリアに届けてもらうよう要請している。大使館は、今後も、防護物資を受け取り次第、『思いやりセット』を作って中国人留学生に届ける方針だ。またそれ以外にも何か問題や実情に基づいたニーズがあれば、留学生はいつでも学生連合会や大使館に連絡してほしい。我々は出来る限りの援助を行うつもりだ」と続けた。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年3月23日