カプコンの人気ゲームソフト「モンスターハンター4G」のデータを改ざんしたとして、大阪府警は17日、大阪市住吉区の会社員の男(44)を著作権法違反(同一性保持権の侵害など)の疑いで書類送検し、発表した。インターネットオークションを通じて客を募り、約200万円を売り上げていたという。
阿倍野署によると、男は2015年8月~昨年1月、6本のニンテンドー3DS用ソフト「モンスターハンター4G」をパソコンを使って改ざんし、カプコンなどの著作権を侵害した疑いがある。男はネットオークションで「真・最強セーブデータ」とうたう商品を出品。落札した6人から宅配でソフトを受け取ったうえで、ゲームのアイテムの能力やキャラクターの所持金が増えるようにして送り返していたという。
男は「生活費が欲しかった」と容疑を認め、昨年6月までの約1年半でソフト250本分で、約200万円を売り上げたと説明しているという。
男が昨年6月、データの改ざんをとがめる匿名のメールが届いて怖くなり、阿倍野署に相談したため、容疑が発覚したという。