埼玉県北本市の市立中学校の男性教職員(28)が、ツイッターで勤務先の中学の男子生徒のふりをして、特定の女子生徒の容姿をあげつらうなどの書き込みをしていたことが、市教育委員会への取材でわかった。
市教委学校教育課によると、この教職員は「顔で損してるよな」「あの体型、あの嫌われようでよく学校来れると思う」などの内容や、わいせつな表現を書き込んでいたという。
10月、公表前の生徒会役員選挙の結果についての投稿があり、教職員によるものではないかと校内で話題になったという。中傷された生徒らが11月28日、男性教職員に書き込みについてただしたがはぐらかされた。同日、生徒から相談を受けた別の教職員も事実関係を尋ねたが、否定した。しかし、翌29日に体調不良を理由に休み、30日も欠勤の連絡があり、市教委の指示を受けた校長が事情を聴きたいと伝えると、出てきて事実関係を認めた。「中学生の考えを知りたかった。中学生ならこういう書き込みをするのではないか、こういう書き込みをすれば注目されるのでないかと思った」などと話しているという。
学校は12月5日に全校集会を開き、校長が、教職員による不適切な書き込みがあった事実を生徒に説明して謝罪したという。