関西のバレンタイン商戦が今年も本格化する。百貨店各社は、近年定着した「自分買い」をさらに伸ばそうと、店内で食べられる限定スイーツの品ぞろえを増やしたり、チョコレートにちなんだセミナーを開催したりしている。

１９日からバレンタインフェアが始まるのは、近鉄百貨店あべのハルカス本店。最初の５日間は、兵庫県三田市の「パティシエ エス コヤマ」やベルギーの「ヴィタメール」といった有名店のパフェを日替わりで提供する。パフェ以外にもジェラートやワッフル、どら焼きなどの限定スイーツを前年から倍増の３０種類用意した。

同店のフェア期間は１カ月近く。贈りもの用にチョコレートを買う人は来月のバレンタイン直前に集中することから、フェア前半に期間限定スイーツを充実させて「何度でも来店してほしい」（担当者）と期待する。

バレンタインの昨季売上高が約２０億円で関西トップだった阪急うめだ本店は２４日から始める。約３２００種類のチョコレートを用意するだけでなく、この時期ならではの体験セミナーも企画。お酒とチョコレートの食べ合わせを紹介するものや、カカオの産地別にチョコレートを食べ比べできるものなど、６０種類を超える講座を開く。また、写真にとって楽しんでもらおうと「インスタ映え」も意識し、売り場には特設のメリーゴーラウンドをつくる。

明治のアンケートによると、バ…