日本ドラマが好きな人なら、生卵をご飯の上に割り、醤油をかけて、おいしそうに卵かけご飯を食べるというシーンを見たことがあるに違いない。北青網が伝えた。
世界を見ると、米が主食の国は少なくないものの、日本ほど米を愛する国はないと言えるだろう。
お寿司にお弁当、丼ものなど、日本人は1日3食、米が欠かせず、肉を食べない日はあっても、米を食べない日はない。そして、毎年収穫の季節になると、盛大な祭りを開いて、田んぼの神様や五穀を司る稲荷神に豊穣を感謝する。
中国人の多くは、肥満の元凶は「主食」であると考えている。しかし、データは、世界で最も米が好きな日本人は世界で最もスリムであることを示している。
統計によると、日本の肥満率は4%と、世界で肥満率が最も低い。一方、隣国である中国は、成人の肥満人口だけでも9000万人を超え、肥満人口が最も多い国となっている。
同じく東アジアの国で、食習慣にそれほど大きな違いはないのに、なぜ日本人は太らないのだろう?
あっさりした味付けと種類が豊富な和食
和食がユネスコ無形文化遺産に登録された理由の一つは、栄養バランスが良いことだ。
和食の特徴5つを以下に紹介しよう。
①魚介類が多い:日本は島国で、魚やエビ、カニ、海藻などが和食の主な食材となっている。その典型的な例がお寿司や刺身だ。
②野菜が多い:日本は野菜の値段が高いものの、日本人のほとんどは野菜が好きで、スーパーなどでは半額に割引されて販売されている野菜もよく見かける。
③さっぱりした味つけ:伝統的な和食は食材の持ち味を活かした調理が原則となっている。油っこい味付けやからい味付けは非常に少なく、酢や醤油、わさびなどで味付けすることが多い。