ジャンプ女子の表彰式で銅メダルを手にする高梨沙羅=13日、平昌オリンピックプラザ、細川卓撮影 2回目のジャンプを飛び終え、「翼」であるスキー板に軽くキスをした。12日の平昌五輪ノルディックスキー・女子ジャンプ。多くのけがを乗り越えたワールドカップ(W杯)初代女王のサラ・ヘンドリクソン(米)は19位にもかかわらず、はしゃいでいた。「とてもうれしかったし、ジャンプを愛しているから」 高梨、4年間も見続けた悪夢 自分と向き合い手にした銅 高梨沙羅が銅メダル ジャンプ女子日本勢で初 2011~12年シーズンから始まった女子W杯の黎明(れいめい)期に、高梨沙羅(クラレ)とともに盛り上げてきた。当時、女子ジャンプが注目されるのは日本ぐらい。本場の欧州では男子W杯と違ってテレビ放映も少なく、ほとんどの試合会場で観客はまばらだった。 先輩たちは競技を広めるため、10年バンクーバー五輪から正式種目になるよう裁判所に提訴したが、不採用に終わった。それを間近で見てきたヘンドリクソンは「この競技をメジャーにしたい」と飛んできた。 幻に終わった「沙羅・サラ対決」 女子ジャンプが初めて採用された4年前のソチ五輪は「沙羅・サラ対決」が注目されるはずだった。だが、自身は半年前に大けが。懸命にリハビリして出場するのがやっとだった。W杯得点がないため飛ぶのは1番目。文字通り、「初の女子五輪ジャンパー」になれたことが励みになった。 けがに悩まされ、致命的とも言えるひざの手術は計4度。もう、あのしなやかな大ジャンプは見られない。それでも、飛ぶことはやめなかった。 かつては常勝だった高梨も今季は勝てなくなり、この競技のレベルは確かに上がっている。W杯で女子だけの団体戦が始まったほか、ジャンプ台の形状が大きく、より危険なラージヒルでの試合も増えた。 「レベルが上がったのは驚き。できるなら、もっと飛びたいけど」。そう語る姿はうれしそうで、どこか寂しげだった。(笠井正基) |
もう1人の「サラ」、喜びと寂しさと ジャンプの元女王
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