予選1本目でエアを決める小野塚彩那=林敏行撮影
平昌冬季五輪第11日の19日、フリースタイルスキー女子ハーフパイプ(HP)の予選があり、小野塚彩那(29)=石打丸山ク=が84・80点の全体5位で上位12人で争う決勝(20日)に進んだ。
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24人が出場し、2回の滑走のうち、ベストスコアで競うHP。小野塚は1回目に74・60点、2回目に84・80点を出した。鈴木沙織(28)=城北信用金庫=は14位、渡部由梨恵(29)=白馬ク=は22位で予選落ちとなった。
HPは冬季競技の世界最高峰のプロ大会「ウィンターXゲームズ」の種目として主に北米の若者を中心に人気を集めてきた。五輪では2014年ソチ大会から正式種目となり、小野塚は銅メダルを獲得。昨年の世界選手権も制し、今大会のメダル候補に挙げられている。
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《スキーハーフパイプ》 雨どい状のコースの中を振り子のように左右に滑り、空中技の難度や完成度を競う。会場はスノーボードのハーフパイプと同じで、平昌五輪のコースは長さ約200メートル、幅約22メートル、平均斜度は18・5度。
冬季競技の世界最高峰のプロ大会「ウィンターXゲームズ」の種目として主に北米の若者を中心に人気を集めてきた。五輪では2014年ソチ大会から正式種目となり、小野塚彩那(石打丸山ク)が銅メダルを獲得した。
採点のポイントは、技の完成度、難度、高さ、多様性、先進性など。後ろ向きで滑ったり飛んだり、着地したりするため、選手たちは一般的なスキーとは違い、板の前だけでなく後ろも反り上がっている板を履いている。ストックを持つかどうかは選手の判断による。