準決勝の韓国戦を、男子のSC軽井沢クの選手たちも観戦した=白井伸洋撮影
平昌五輪カーリング女子で24日の3位決定戦に臨む日本のLS北見を、男子のSC軽井沢クラブが陰に日なたに支えている。
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23日の準決勝、韓国戦では第10エンドで観客席から「ありえないコール」を送ってLS北見を和ませたほか、勝利に結びつく大事な情報も送っている。
まさかの応援コール
23日の韓国戦、6―7で迎えた第10エンド。不利な先攻だったうえ、韓国のサードにガードの石を弾かれたLS北見がタイムアウトを取った。スキップ藤沢五月らの表情が険しい。
「JD! JD!」
完全アウェーの雰囲気のなか、SC軽井沢クのメンバーが日の丸を振り、突然声を張り上げた。コーチ席から出てきたジェームス・リンドコーチ、愛称「JD」へのコールだった。
集まったLS北見のメンバーは顔を見合わせた。「コーチへのコールってある?」。思わず苦笑いして、少し和んだ。
石選びにも貢献
雰囲気作りだけではない。決勝トーナメントでは八つの石を与えられた16個の中から選べる。日本協会の強化委員が集めた情報のほか、SC軽井沢クが試合で実際に使った感覚などの情報を提供した。これを参考に、LS北見は扱いやすい八つの石を選んだ。
カーリングの石は天然石のため…