新入学のシーズン。入学式を前に、週明けの2日から学童保育に通う子どもたちがいます。厚生労働省の調査(2017年5月1日現在)によると、放課後児童クラブ(学童保育)に登録している1年生は約37万4千人。この時期、多くの子どもたちが、保育園から学童保育への環境の変化を経験します。保護者は、どんなことに気をつければいいでしょうか。専門家にアドバイスをもらいました。
重~いランドセル、中身増え平均7キロ 小1「肩凝る」
「学童保育に通う前に練習しておきたいのが、『道順、鍵、電話』の三つです」と、全国学童保育連絡協議会の事務局次長、佐藤愛子さんは助言します。
保育園は保護者の送迎が原則ですが、多くの学童保育は、子どもが自分の足で通うことになります。「この週末、ぜひ道順を親子で確認しておいてください」と佐藤さん。
記者の長男のときも、学童保育がある児童館までの道を一緒に歩いて練習していました。が、初日に帰り方が分からなくなり、近くの警察署に駆け込んだ子どもから電話があったのです。「帰り道で見える風景は、行く道と違って見えます。帰り道も含めて、スーパーなどへの寄り道もせず、まっすぐな道順を練習しておいてください」
また、保護者が自宅に帰る前に帰ってくる子どもは、自力で鍵を開けなければなりません。
佐藤さんの娘さんは、ランドセ…