民進党、希望の党、共産党などが欠席して進められた参院決算委員会=2018年4月23日午後1時11分、岩下毅撮影
野党6党が審議拒否をしている国会の正常化に向けて、与党は23日、衆参両院の予算委員会で集中審議を26日に行う提案をした。ただ、野党側は日程の協議自体を拒否。大型連休を前に与野党の対立が激しくなっている。
自民党の森山裕国会対策委員長が記者団に明らかにした提案は、外交や森友・加計(かけ)学園問題などについて26日に集中審議するという内容。公文書改ざんや事務次官によるセクハラ発言といった財務省の問題も議題とする考えを示した。
加計学園をめぐる柳瀬唯夫・元首相秘書官(現・経済産業審議官)の国会招致については「要求があれば参考人として呼ぶことは異論はない」とした。ただ、野党6党が求める柳瀬氏の証人喚問については否定。「審議なくして問題の解明はない」と述べ、野党側に理解を求めた。
この提案内容に対し、立憲の国…