フェースガードをつけて練習するGK東口
サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の壮行試合・ガーナ戦(30日、横浜・日産スタジアム)に向けて千葉県内で行っている日本代表の合宿に25日、負傷離脱したMF青山をのぞく招集された26人の全メンバーが合流した。W杯に臨む23人はガーナ戦翌日の31日に発表されるが、けがをかかえる選手も多く、発表直前までメンバーを見極める作業は続きそうだ。
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合宿は21日から始まっていて、欧州や国内の各クラブの試合予定にあわせて順に選手が合流。25日はGK川島、MF長谷部、DF長友、DF酒井宏ら海外組が加わり、26人がそろった。練習前の宿舎でのミーティングでは、西野監督が「競争ではなく、共存だ」と選手に語りかけたという。
W杯では各選手のコンディションが重要となるが、現時点で全選手の状態がいいとは言いがたい。この日も右足首を痛めていたFW岡崎はリハビリで全体練習とは別メニュー。右太もも負傷のMF乾も他の選手とは離れてランニングなどで汗を流した。4月に顔面を骨折したGK東口はフェースガードをつけて練習に取り組んでいる。DF吉田は「なるべく早く一人でも多く良い状態で全員がそろってスタートとしないといけない」と語る。
31日のW杯メンバー発表まであと6日。西野監督は「乾や岡崎の回復は早いので(W杯に)間に合う可能性はあるが、全体のコンディションは想像以上にわるい。(他の選手の)追加招集は今の段階では考えていない」と話した。