米西部カリフォルニア州でも大規模な山火事が相次ぎ、これまでに消防士計3人が死亡した。州政府などによると、約2万ヘクタールが焼け、建物約500棟が焼失し、住民約3万人が避難した。27日現在でも、州内約20カ所で火災が起きているという。
同州は気候が乾燥しているため、毎年夏から秋にかけて各地で山火事が起きているが、今年は特に気温の上昇が激しく、強風によって一気に被害が拡大する傾向がある。炎の竜巻が発生した場所もあるという。自然発火のほか、放火が原因とみられる火災もあるという。
ジェリー・ブラウン同州知事は26日、火災が起きている地域やその周辺地域に非常事態宣言を発令。27日には連邦政府に給水活動などの緊急支援を要請した。(サンフランシスコ=宮地ゆう)