在英NGO「シリア人権監視団」は30日、過激派組織「イスラム国」(IS)が25日にシリア南部のアサド政権の支配地域に自爆テロなどの攻撃を仕掛けた際、女性や子どもら36人を拉致したと発表した。このうち4人は逃れて無事だったが、2人は逃れる際に死亡したという。
ISは25日、シリア南部スウェイダ県の中心部や郊外の村を自爆テロなどで攻撃。監視団によると、この攻撃で142人の市民を含む255人が死亡した。この地域には、シリアでは少数派のイスラム教ドゥルーズ派の住民が多く住む。(イスタンブール=其山史晃)