テレビ番組を動画投稿サイトのユーチューブに無断でアップロードしたとして、埼玉県警は2日、千葉県や愛知県に住む男5人を著作権法違反の疑いで書類送検したと発表した。いずれも動画閲覧による広告収入目当てだったと供述しているという。
サイバー犯罪対策課によると、書類送検されたのは17~48歳の高校生、作業療法士や会社員など5人。それぞれ昨年11月~今年1月、テレビ朝日や日本テレビの番組など計24本を無断でユーチューブにアップロードし、公開した疑いがある。
動画は多いもので約30万回視聴された。5人中4人は、今回違法に公開した動画以外の分も含めた広告収入として、ユーチューブ側から約6万~333万円を受け取り、生活費などにあてたという。県警が昨年末、日本民間放送連盟から相談を受け捜査していた。(釆沢嘉高)