東京国立博物館(上野公園)で開催中の特別展「縄文――1万年の美の鼓動」(朝日新聞社など主催)の入場者が10万人を超え、2日、記念のセレモニーがあった。千葉県浦安市の中学1年生、佐藤大聖さん(12)らに、同館から図録や会場内特設ショップで人気のグッズが贈られた。
佐藤さんは、母香陽さん(51)、弟裕太さん(8)、妹舞弥さん(8)とともに初めて同館を訪れた。土器や土偶の「ユニークな形が面白い」と話し、夏休みの美術の宿題のリポートにまとめるつもりだという。
同展は「縄文の美」をテーマに、北海道から沖縄まで全国各地で出土した、縄文時代の土偶や土器など約200件を展示している。
7月31日からは、新たに国宝土偶2件の公開が始まったばかり。開幕から展示されてきた4件と合わせ、縄文の国宝全6件が初めて一堂に会している。
特別展「縄文」は9月2日[日]まで、月曜休館(8月13日は開館)。午前9時30分~午後5時(金・土曜は9時、日曜は6時まで)。一般1600円、大学生1200円、高校生900円、中学生以下無料。問い合わせは、ハローダイヤル(03・5777・8600)。詳細は公式サイト(
http://jomon-kodo.jp/
)。