IH(電磁誘導加熱)クッキングヒーターの市場を再び盛り上げようと、メーカーが力を入れている。東日本大震災後、節電の動きから人気は「下火」になったが、最近の猛暑も味方にしようと、各社は高齢者や共働き世帯向きの新製品を相次ぎ投入している。
「揚げ物中はそばを離れないでください」。三菱電機の「らく楽IH」は、人感センサーで人が離れると音声で注意したり加熱を止めたりする。操作ボタンも大きくした。「IHはガスより火災の心配が少なく、高齢者世帯への需要が見込める」と開発担当者。
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共働き世帯には、料理が簡単になるとPR。日立アプライアンスの製品は、スマートフォンでレシピを選んで無線通信で送ると、温度加減を自動で操作してくれる。パナソニックが10月に発売する製品も、加熱時間を従来製品より3割短縮した。
経済産業省の統計で、クッキン…