投手復帰を目指す大リーグ・エンゼルスの大谷翔平は22日(日本時間23日)、アリゾナ州テンピの球団施設で実戦形式での投球練習をこなした。大谷は「95(マイル、約150キロ)くらいは出ているんじゃないですかね」と話し、順調な回復をうかがわせた。
大谷が右ひじの故障後に実戦形式で投げるのは、20日(同21日)に続いて2度目。練習は非公開で、球団によると今回はブルペンで25球を投げて準備した後、左・右打ちのマイナー選手2人に対し、2イニング制で14球、18球の計32球を投じた。内容は安打性の当たりが1本、6三振だった。
投球練習後はダイヤモンドバックス戦があるチェースフィールドに移動し、打撃練習をしてナイターの代打出場に備えた。間隔を置かずに実戦形式の練習を重ねたことについて、大谷は「(投げた)次の日の体の状態とか、1日空けての感じ(を確認する)ということだと思うので。きょう投げてしっかり終わったということが、まず前進じゃないかなと思う」と、手応えを口にした。(フェニックス=山下弘展)