ポンペオ米国務長官は23日の記者会見で、空席だった米北朝鮮政策特別代表に米自動車大手フォード・モーター副社長で、米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)元上級スタッフのスティーブン・ビーガン氏をあてると発表した。また、ビーガン氏とともに来週、訪朝する予定であることも明らかにした。
米北朝鮮政策特別代表は、北朝鮮の非核化をめぐる米朝交渉で中心的な役割を果たす重要ポストだ。3月にジョセフ・ユン氏が「個人的な理由」で辞任して以来、空席だった。ポンペオ氏はビーガン氏と一緒に記者会見に臨み、「ビーガン氏は、北朝鮮の『最終的、最大限に検証された非核化』というトランプ大統領の目標を実現するための米国の取り組みを率いる」と語った。
ビーガン氏はブッシュ政権下の2001~03年、NSCでライス大統領補佐官(当時)の上級スタッフを務めた。3月、ホワイトハウスのマクマスター大統領補佐官(当時)が更迭される可能性が高まった際、後任としてビーガン氏の名前が浮上したこともある。
今回、米国の対北朝鮮政策の責…