イラン国営テレビによると、同国西部ケルマンシャー州で26日未明、大きな地震が発生し、2人が死亡、241人が負傷した。米地質調査所(USGS)によると、震源はイランとイラクの国境に近く、マグニチュード(M)は6・0で震源の深さは10キロという。
震源近くでは、日干しれんがを重ねた造りの家屋が多く、余震が続いていることから被害が拡大する恐れもある。国営テレビは建物が損壊した様子などを伝えている。
地元メディアによると、イランでは、昨年11月12日にイラン・イラク国境近くで起きたM7・3の地震で、同州などで620人が死亡、1万2千人以上が負傷した。(テヘラン=杉崎慎弥)