31日午前2時20分ごろ、奈良市八条5丁目の国道24号の高架橋で、北進車線の大型オートバイ1台と原付きバイク2台が転倒する事故があった。この事故で、いずれも奈良市の18歳の男性2人と17歳の男性2人、身元のわからない男女の計6人が、搬送先の病院で死亡が確認された。14歳と17歳の女性2人が重傷の模様という。奈良署が事故原因などを調べている。
署によると、高架橋手前の国道24号交差点で信号待ちをしていたトラックの運転手から事故直後に110番通報があった。通報内容は「バイク数台が信号を無視して交差点を突っ切った。信号が青に変わって進むと、バイク数台が転倒し、複数の人が倒れていた」などという内容。
署に対して、トラックの運転手は「1台に複数人が乗っていた」と話しているという。事故で負傷した女性2人は意識があるといい、署は事故状況などを詳しく聴く方針だ。
現場はJR奈良駅から南西約2・5キロにある片側2車線のほぼ直線の道路。国道24号は奈良市中心街を通る幹線道路だが、事故当時は交通量が少なかったという。(佐藤栞)