インターネット上で、元交際相手の女性の名誉を傷つける内容のメッセージを送るストーカー行為をしたとして、三重県警は8月9日付で、警察署の20代の男性巡査を減給3カ月(100分の10)の懲戒処分にした。巡査は同日付で依願退職した。巡査に対し、ストーカー規制法に基づく禁止命令も出した。朝日新聞の情報公開請求でわかった。
県警によると、巡査は7月3~9日、元交際相手の名誉を傷つけるメッセージを、自身のタブレット端末から送った。県警は8月9日、この巡査が6月に県内の体育施設で利用者の携帯電話を盗んだとして、窃盗容疑で書類送検した。巡査は「第三者を装ってメッセージを送るために盗んだ」と説明したという。
県警は他にも部下に平手打ちをするなどのパワハラ行為をしたとして、警察署の40代の男性巡査部長を本部長訓戒、別の署の50代の男性警部補を本部長注意とした。いずれも8月23日付。(三浦惇平)