三重県警は1日、ポイントカードとすり替えてキャッシュカード7枚を盗んだとして、名古屋市熱田区白鳥3丁目、無職松浦伸紘容疑者(21)を窃盗の疑いで現行犯逮捕し、発表した。松浦容疑者は被害者宅から出てきた際、「金融庁」と偽名を書いた名札を首からぶら下げていたという。
亀山署によると、松浦容疑者は1日午後0時5分ごろ、金融庁の職員を装い、三重県亀山市内の70代女性宅を訪問。ポイントカードの入った封筒とすり替え、女性のキャッシュカード7枚を盗んだ疑いがある。
亀山市内では1日、警察をかたり「詐欺グループを逮捕した。不正な引き出しを防ぐために金融庁の者が家に行く」という旨の「アポ電」が多発していた。
付近を警戒していた捜査員が、コンビニエンスストア前でタクシーから降りた松浦容疑者を発見。不審に思って尾行し、女性宅から出てきたところで事情を聴き、容疑を認めたという。