三重県警伊賀署は24日、夫に無断で離婚届を出したとして、同県名張市平尾、無職稲葉みちよ容疑者(55)を有印私文書偽造・同行使、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕し、発表した。稲葉容疑者は「離婚届を提出したのは私ですが、偽造はしていません」と容疑を否認しているという。
署によると、稲葉容疑者は離婚届に夫(46)を装って署名、押印し、2016年6月9日、伊賀市役所に提出した疑い。当時は別居状態だったという。市役所は窓口への届け出が2人そろってでなかった場合、もう一方に通知を出しており、この通知で夫が離婚届提出に気づいたという。
その後民事訴訟で離婚の無効が確定したが、夫が処罰を求めて告発していた。