12日午前8時50分ごろ、三重県尾鷲市中村町の模型店兼住宅の駐車場に「不審物がある」と、住民の女性から尾鷲署に通報があった。署によると、不審物は透明なポリ袋に覆われた段ボール箱。爆発物処理班が出動して調べたところ、中身は空だった。署は近くのごみ集積所から風で飛ばされた家庭ごみとみている。
署によると、段ボール箱の大きさは縦40センチ、横25センチ、高さ25センチ。県警は周辺の半径約100メートルの道路で片側1車線の交通規制をかけて処理にあたり、周囲は物々しい雰囲気になった。現場はJR尾鷲駅から東に約500メートル。
通報した女性は取材に「段ボール箱に心当たりはなく不安になって、警察に相談した。そんなものが敷地内にあれば気味が悪い」と話した。ポリ袋の口付近には緑の粘着テープが付着していたという。