28日午前11時50分ごろ、三重県名張市希央台5番町の洋菓子店「パティスリージョリオン」に、同市の男性(69)運転の乗用車がガラスドアを破って突っ込んだ。車は店内のショーケースに達し、女性従業員(28)が足などに軽傷を負った。店内に客はおらず、男性にけがはなかった。
名張署によると、男性は「ブレーキを踏もうと思って、アクセルを踏んでしまった」などと話しているといい、運転ミスが原因とみている。現場はマンション1階に洋菓子店と美容院が出店し、来店客用の駐車場にはタイヤ止めが設置されている。
現場では、5日午後2時過ぎにも同市の女性(69)運転の車が洋菓子店の入り口や駐車中の車に衝突し、美容院に突っ込む事故が発生。女性は「アクセルを踏みすぎた」などと話したという。洋菓子店はガラスやドアを取り換え、24日に営業を再開したばかりだった。社長の男性は「楽しみにしている客もいて再開したのに、残念としか言えない」と話していた。(吉住琢二)