約40匹の猫がすみついている小屋から1匹の首にひもをくくりつけ連れ去ったとして、三重県警は1日、同県桑名市多度町戸津、無職鮫島勝利容疑者(54)を窃盗の疑いで逮捕し、発表した。「猫が好きで連れてきた」と容疑を認めているという。
鈴鹿署によると、鮫島容疑者は3月16日午後3時ごろ、30代の女性が三重県鈴鹿市内の小屋で世話をする猫を盗んだ疑いがある。自宅には別の猫が1匹いたが、この猫はおらず、鮫島容疑者は「なつかなかったので逃がした」と話しているという。
監視カメラには、中年の男が猫を引きずって連れ去る様子が映っており、動物愛護活動を展開するNPO法人が署に相談していた。男とよく似た人物がいると情報が寄せられたという。