シャープは31日、国内で勤務する単身赴任者に毎月支給している手当の支給を、年内いっぱいで廃止すると決めた。そのかわり、単身赴任先で住む社員寮を無料にし、家族のもとへ帰宅する際の旅費の支給回数を増やすことを検討する。
戴正呉(たいせいご)会長兼社長がこの日、従業員向けに出したメッセージで表明した。
シャープは家族と離れて暮らす管理職以外の単身赴任者に月数万円の手当のほか、実際に帰宅した場合には年15往復分までの旅費を支給している。定額の手当を無くして旅費を増額するのは、社員ができるだけ家族と過ごす時間を増やす狙いだという。
戴氏はメッセージで「経費削減…