テニスの4大大会最終戦、全米オープン第11日は6日(日本時間7日)、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで、女子シングルスの準決勝があり、第20シードの大坂なおみ(日清食品)が、第14シードのマディソン・キーズ(米)を6―2、6―4で破り、決勝進出を果たした。4大大会の女子シングルスで、日本勢が決勝に進むのは初めて。
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大坂は第1セットを4ゲーム目から5ゲーム連取でものにすると、第2セットは1ゲーム目でブレークに成功し、過去0勝3敗と苦手にしていたキーズに一度も主導権を渡さなかった。左右に振られても粘り強く拾い、手堅く打ち合ってミスを誘った。4度あったブレークチャンスのうち3度をものにする一方、13度あった相手のブレークポイントはすべてしのぐ隙のない戦いぶり。試合後、「どうしても(決勝であこがれの)セリーナと対戦したかった」と笑顔で振り返った。
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大坂は8日の決勝で、4大大会歴代最多24度目の優勝を狙うセリーナ・ウィリアムズ(米)と対戦する。
ウィリアムズは、大坂―キーズに先立つ準決勝で、アナスタシヤ・セバストワ(ラトビア)を2―0で下した。