ブラジル南東部のミナスジェライス州で6日午後、大統領選の遊説中だった極右の有力候補ジャイル・ボルソナーロ氏(63)が暴漢に襲われた。ボルソナーロ氏の次男のツイッターなどによると、遊説中に腹部を包丁のようなもので刺された。腸まで達する傷で手術を受け、少なくとも1週間の入院が必要という。
軍警察の発表によると、刺した男はアデリヨ・デオリベイラ容疑者(40)で、現場で身柄を拘束された。現在は特定の政党には加入していないものの、ボルソナーロ氏とは異なる主義主張を持っているといい、「神のお告げがあった」などと話しているという。また、軍警察は、事件に関与したとして別の容疑者の身柄も拘束したという。
インターネットに投稿されたビデオには、支持者らに囲まれ、肩車をされていたボルソナーロ氏が、腹部を刺される様子が映っていた。ボルソナーロ氏は顔をゆがめて、腹を押さえ、後ろにのけぞって倒れた。
ボルソナーロ氏は元軍人の極右…