南米ベネズエラで反政権派と軍の一部が決起してから一夜明けた1日、マドゥロ政権側の治安部隊と反政権派の衝突が続いた。現地のNGOの集計によると、27歳の女性が頭に銃撃を受けて死亡し、109人がけがをした。マドゥロ大統領は政権派の集会で、「大きな変革」に向けて議会を招集すると表明したが、緊張が緩和するかは不透明だ。
一連の決起を「自由のための作戦」と名付ける反政権派は、この日、首都カラカスのほか国内各地で集会を開いた。現地からの情報によると、各地で数千から数万人が集まり、マドゥロ政権の退陣を求めた。
これに対し、治安部隊が催涙弾やゴム弾を発射。政権を支持する武装民兵も市民を襲撃した。別のNGOによると、集会に参加していた少なくとも119人が治安当局に拘束された。
反政権派のリーダーで、暫定大…