アフガニスタン東部ナンガルハル州の幹線道路で11日午後、抗議デモの参加者を狙ったとみられる爆発があり、州当局によると、少なくとも市民ら32人が死亡、128人が負傷した。同日午後6時(日本時間同日午後10時半)時点で犯行声明は出ていない。
州政府幹部によると、地元警察の仕事ぶりに不満を持った大勢の住民が抗議のために集まっていたところ、何者かが自爆したという。同州は政府軍と反政府武装勢力タリバーン、過激派組織「イスラム国」(IS)の支部が三つどもえで戦う激戦地。人が多く集まる機会を狙って市民を巻き添えにすることで、政府に打撃を与えたい勢力による犯行の可能性がある。(イスラマバード=乗京真知)