ボルボ日本法人は25日、新型ステーションワゴン「V60」を国内で発売した。対向車との正面衝突が避けられない場合、時速を最大10キロ低下させる機能を標準装備した。正面衝突時の被害を軽減させる自動ブレーキ機能は世界でも珍しいという。
ボルボ日本法人の木村隆之社長は発表会で「衝突時の速度が時速10キロ低下するだけでも、乗員への衝突エネルギーは大幅に軽減でき、死亡事故の減少につながる」と話した。前を走る車への追突を防ぐ自動ブレーキ機能なども搭載している。
排気量2リットルのガソリンエンジン車とプラグインハイブリッド車(PHV)があり、ガソリン車は消費税込み499万円から、PHVが749万円から。PHVは2019年3月以降の納車を予定している。
V60は11年に登場したボルボの主力ステーションワゴン。