北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相が25日午後(日本時間26日未明)、国連総会に参加するため、中国国際航空機で米ニューヨークのケネディ国際空港に到着した。李氏は同市内のホテルに入ったが、記者団の問いかけには何も答えなかった。李氏は29日、北朝鮮を代表して一般討論演説に登壇する。 李氏を乗せたとみられる機体は午後2時半すぎに到着。滑走路には警察車両と黒塗りの車が10台ほど待ち構え、空港の建物内では「何かあったのか?」などと話す声が聞かれた。黒塗りの車は前後を警察車両に挟まれる形で出発した。 李氏は平壌外語大を卒業後、外務省に入り、英国大使や北朝鮮核問題を巡る6者協議の代表を務めた。ポンペオ米国務長官は今回、李氏に会談を申し入れているほか、河野太郎外相も日朝接触の可能性に言及。米朝対話の進展を受け、様々な国が北朝鮮と二国間対話を試みるとみられる。 ただ、最近の米朝と南北両対話は金英哲(キムヨンチョル)朝鮮労働党副委員長が主導している。ポンペオ氏と河野氏は8月の国際会議の際、李氏に会談を個別に申し入れたが、それぞれが立ち話でお互いに原則論を述べただけに終わっている。 李外相は昨年も国連総会に参加。自国の核・ミサイル開発を「正々堂々たる自衛的な措置」と主張。さらに、北朝鮮に核・ミサイル開発をやめるよう迫るトランプ米大統領に当時、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が猛反発したことを受けて、記者団に対し、「おそらく史上最大級の水爆の実験を太平洋上で行うことになるのではないか」と語った。(ニューヨーク=藤原学思) |
北朝鮮外相がNY到着、国連で演説へ 昨年は核正当化
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