トラック大手のいすゞ自動車は4日、商用車エンジン大手の米カミンズとの業務提携に向けた協議を始めたと発表した。環境性能の高い次世代の商用車向けディーゼルエンジンを共同で開発し、部品の共通化や販売協力も視野に入れる。提携の具体的な分野は来年3月末までにつめる。
いすゞは8月、2006年から続いたトヨタ自動車との資本業務提携を解消。トヨタとの資本関係がなくなったことで、今後は事業ごとに他社との連携を図る方針を示していた。カミンズとの業務提携はその第一歩になりそうだ。
カミンズはトラックや建設機械向けのエンジンを年120万機生産し、特に大型商用車のエンジンに強みがある。いすゞはカミンズと組んで、新たなディーゼルエンジンの開発費を抑え、自動運転や電動化など次世代技術への投資を充実させる構えだ。
また、日本や東南アジアを主力…