関西・大阪の企業が所有し、ふだんは非公開の絵画を展示する「なにわの企業が集めた絵画の物語」展が4日、大阪市福島区の堂島リバーフォーラムで始まった。期間中、小学生が絵画を見ながら感想を述べ、語り合う「対話型鑑賞会」も開かれる。18日まで。
3日、開会に先立ち、報道陣に公開された。主催する関西経済同友会の坂上和典氏(博報堂特任顧問)が「2021年に大阪・中之島にオープンする大阪新美術館周辺の活性化と子どもたちの育成に尽くしたい」とあいさつした。
同友会が会員企業などに協力を求めた結果、16社から、黒田清輝や藤田嗣治、ロートレック、ローランサンなど近現代の作品24点が集まった。
周辺に勤めるビジネスマンにも鑑賞の機会を増やそうと、午後8時(最終日は午後6時)まで開館する。周辺の約20の飲食店と連携して「福島アートバル」も開催する。入場券(1枚500円)2枚と食事券2千円分、ドリンク2杯が、2千円(税込み)で販売される。(多賀谷克彦)